【日産 ラティオ 新型発売】スーパーチャージャーは見送る

自動車 ニューモデル 新型車
日産 ラティオ 新型
日産 ラティオ 新型 全 7 枚 拡大写真

新型車は、エンジンを従来の1.5リットルからノーマル吸気の1.2リットルにダウンサイズした。全車にアイドリングストップ装置を搭載、約70kgの軽量化を図るなどにより、燃費は22.6km/リットルとクラストップを達成した。

このエンジンは『マーチ』や新型『ノート』と同じものだが、ノートで好評を得ている1.2リットルのスーパーチャージャー搭載タイプは見送った。開発責任者の都築邦康チーフ・プロダクト・スペシャリストは「お客様のニーズ次第ですが、現状のセダンの市場規模からも(設定は)厳しい」と説明する。

新興諸国を中心に世界ではセダン市場が伸びているものの、「日本のコンパクトセダン市場は、ここ10年で約7割減少した」という。旧モデルの『ティーダ ラティオ』は年間2万台程度の販売実績であり、規模の面からバリエーションを広げづらいという事情がある。

もっとも、軽量化やCVTのセッティング最適化などにより「発進時、再加速時とも加速性能は1.5リットルの旧型と同レベルを確保できた」(都築氏)という。有効室内長で日産の上級セダンである『ティアナ』並みを確保した快適性や求めやすい価格など、総合力をアピールしていく構えだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  2. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  3. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  4. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  5. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  6. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  7. いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
  8. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  9. EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
  10. スズキがスーパーキャリイ「軽トラ市」仕様など出展へ…ジャパントラックショー2024
ランキングをもっと見る