日産『ラティオ』は、後席の居住性クラスNo.1を目指して開発された。
同社グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部プロダクトチーフデザイナーの前田敦さんは、実際に数値上もクラスNo.1だが、それだけではなく、その見晴らしにも気を配ったと話す。「リアドアのウインドウデザインも、旧型は四角くして広く見せていましたが、今回は前後方向に長くとり、非常に開放感が感じられるようにしました」と述べる。
その印象は、「電車に乗った時の開放感です。窓が広くて、しかも、座った時に、前方向に開放感があるので気持ちが良いのです」といい、「実は乗ってみるまで、この開放感がどのくらいなのか、正直よくわからなかったのです」と笑う。
しかし、実際に乗った時に、その電車の車窓を感じた。「例えば電車に乗った時、駅では、ああ窓が広いねくらいの感じでしょう。しかし、実際に海が見えて来たりすると、その開放感が実感として湧いてきます。それが、このラティオでも感じられるのです」とその開放感を語った。