VW ジェッタ、市販ハイブリッドの世界最高速記録更新…301km/h

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
VWジェッタ ハイブリッドのレーシングカー
VWジェッタ ハイブリッドのレーシングカー 全 4 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンが今秋、米国市場で発売する『ジェッタ ハイブリッド』。同車のレーシングカー仕様が、市販ハイブリッド車(ベース車両として)の世界最高速記録を更新したことが分かった。

これは10月8日、フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが発表したもの。10月5日、米国ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツ州立公園で開催された「ボンネビル・ワールド・ファイナル」にジェッタ ハイブリッドが参戦。187.147マイル/h(約301km/h)という市販ハイブリッド車カテゴリーの世界最高速記録を打ち立てたのだ。

ソルトフラッツ州立公園は、巨大な塩の平原で、現地では毎年、地上最高速を競うスピードレースが開催される。二輪車から1000km/hを超えるロケットカーまで、バラエティ豊かなモデルが参加し、10マイル以上の直線距離を駆け抜け、1マイル毎の区間タイムを計測して最高速を争う。

実は、ジェッタ ハイブリッドは2012年8月、ボンネビルにおいて185.394マイル/h(約298km/h)の最高速をマーク。今回は、この記録を3km/h上回り、300km/hの大台に乗せる新記録となった。

ジェッタハイブリッドの市販モデルは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」(最大出力150ps、最大トルク25.4kgm)に、モーター(最大出力27ps)の組み合わせ。二次電池は蓄電容量1.1kWhのリチウムイオンバッテリー。トランスミッションは、ハイブリッドとの組み合わせとしては世界初となる7速デュアルクラッチの「DSG」だ。

なお、このレーシングバージョンでは、最大出力はおよそ300psまで、引き上げられているという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る