小林可夢偉、来季のシート損失危機

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
小林可夢偉、来季のシート損失危機
小林可夢偉、来季のシート損失危機 全 6 枚 拡大写真

ザウバーチームからのスポンサー獲得要求に、鈴鹿でポディウムを獲得した小林可夢偉が困惑している。

【画像全6枚】

2013年ドライブの条件に、自力でのスポンサー獲得を求められたことに小林は驚きの色を隠さない。ザウバーに関連しては、ハイメ・アルゲルスアリやパストール・マルドナド、さらにはエステバン・グティエレスといった候補が挙がっているが、モニシャ・カルテンボーン代表は、ラインナップはぎりぎりまで決める必要なないと明言している。

資金的なバックアップがシート獲得の助けになることは理解できるが、状況の厳しさに驚いていると小林は語る。

「スポンサーが見つかれば来年のシートはより確実になると思いますが、今はまだ用意できていないのが本当のところです。でも、ザウバーであれ、他チームであれ、来年も僕がF1ドライブをしたければスポンサーを見つけなければならないというのは、今ひとつ釈然としません」

「今日、金銭がとても重要な問題だというのはわかりますが、トップドライバーとして良いチームでドライブしたいという気持ちは強いです。F1は少年の頃からの夢でしたから」

「ともあれ来季以降のシートを確保する上でスポンサー獲得が重要なこともわかっています。もはやドライバーがマシンのことだけを考えれば良い時代ではなくなったのかも知れません。ドライビングはドライバーの仕事の一部でしかなくて、現代ではスポンサーとの付き合いの方が比重が大きくなっているのかもしれませんね。僕は、本来あるべきレーシングドライバーの姿ではないと思いますが……」

実力で劣るドライバーにスポンサーの力でシートを奪われたらどう思うかという問いに、「それはそれで運命かもしれません。F1とはこういうものですとしか言えませんね」と答えた。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る