【ジープ コンパス 試乗】グラチェロ風味のカジュアルSUV…島崎七生人

試乗記 輸入車
ジープ・コンパス
ジープ・コンパス 全 6 枚 拡大写真

2012年3月、日本市場に投入されたジープ『コンパス』。

特徴は外観だが、グランドチェロキーを思わすマスクはともかく、それ以外は思いきり同クラスの他社銘柄を意識したことが一目瞭然!? SUVタイプながらFFという点でも、このクルマの立ち位置は明白で、街乗りや郊外で気軽に乗りこなすのがよさそう。

215/55R18タイヤ(試乗車はコンチネンタル・プレミアムコンタクト2)は、足に対しやや硬さを感じさせるも、クルージング中のロードノイズや振動は少なく快適。2リットルエンジン+CVTのパフォーマンスは街中では余分なほどで、不足はまったくない。

インテリアはピラー類の角度、形状が異なるもののパトリオットと同等で、アメリカンSUVらしく、さっぱりと広々感のある空間を作っている。インパネはかなりシンプルで、ハンドル、メーター、シフト、空調パネルとナビ…以上!という感じ。とくに不便なことはなく、日本仕様には左サイドのブラインドモニターが付き、取り回し時の補助をしてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る