【光岡 雷駆-T3 発表】過積載せずに済む超小型の乗り物を

自動車 ニューモデル 新型車
光岡・雷駆-T3
光岡・雷駆-T3 全 6 枚 拡大写真

光岡自動車は10月18日より、新型電気自動車『雷駆-T3』の発売を開始すると発表した。その開発のきっかけは、同社の『MC1』や『ME1』の販売だったという。

これらのモデルは10年ほど前に原動機付四輪自転車として販売され、その台数は500台以上であった。「そのうち210台ほどがある健康飲料メーカーに買ってもらいました」と話すのは光岡自動車代表取締役会長の光岡進氏。「その時に原付は2輪であろうが4輪であろうが、積載量が30kgという規定がありました。しかし、実際に乗る女性に話を聞くと、30kg位の箱を2つくらい、また、小さいモノを含めると80kg位は積みたいと考えていたのです」と光岡自動車代表取締役会長の光岡進氏は振り返る。そして、「我々日本人はすごく真面目で、過積載までして商売はしたくないという気持ちが、その女性の方々長年お話をして感じました」と述べる。

そこで、「軽四輪の(最大積載量)350kgまではいかなくとも、(軽自動車よりもサイズが)小さく、停めても邪魔にならないような、そういうクルマがあればいいなと考えたのです」とする。

さらに光岡会長は、「東京赤坂の広い道路に4トン車を停めておく駐車スペースがあり、そこで運送屋さんは荷物を手押しのクルマに乗せ替えて集配をしていました。しかし、赤坂は坂が多く現実問題として手押しで配達をするのは体力が必要だなと思ったのです」。光岡会長は、「超小型の乗り物をトラックに積んで行って、そこで降ろして、集配するというのがいいのかなと思いました」と2つの事例を挙げ、これらをもとに雷駆-T3の開発がスタートしたと語った

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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