JX日鉱日石など3社、タイでのENB製造装置新設について共同事業化を検討

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ENBとEPDMの関係
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JX日鉱日石エネルギー、三洋化成工業、SCG ケミカルの3社は、タイにおけるENB製造装置新設の事業化検討に関する契約を締結、共同で事業化可能性調査を開始したことを発表した。

ENBは、自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴム(EPDM)の製造に欠かせない成分。今後、中国などの新興国を中心とした自動車生産増に伴い、アジアを中心にENB需要も拡大していくことが見込まれている。

JXエネルギーと三洋化成工業は、1977年より、日本と米国でENBの合弁事業を展開しており、現在、日米合計で年産6万トンの生産能力を有している。一方、SCGケミカルは、タイを代表する企業グループ・サイアムセメントグループの石油化学事業会社で、タイに新設するENB製造装置へ安定的に原料を供給できる。

今後、3社は約1年をかけ、JXエネルギー、三洋化成工業が持つENBの製造プロセス・運転技術と、SCGケミカルが持つ安定的な原料供給力を一体とした事業化に向けて、検討を行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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