JX日鉱日石など3社、タイでのENB製造装置新設について共同事業化を検討

自動車 ビジネス 企業動向
ENBとEPDMの関係
ENBとEPDMの関係 全 2 枚 拡大写真

JX日鉱日石エネルギー、三洋化成工業、SCG ケミカルの3社は、タイにおけるENB製造装置新設の事業化検討に関する契約を締結、共同で事業化可能性調査を開始したことを発表した。

【画像全2枚】

ENBは、自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴム(EPDM)の製造に欠かせない成分。今後、中国などの新興国を中心とした自動車生産増に伴い、アジアを中心にENB需要も拡大していくことが見込まれている。

JXエネルギーと三洋化成工業は、1977年より、日本と米国でENBの合弁事業を展開しており、現在、日米合計で年産6万トンの生産能力を有している。一方、SCGケミカルは、タイを代表する企業グループ・サイアムセメントグループの石油化学事業会社で、タイに新設するENB製造装置へ安定的に原料を供給できる。

今後、3社は約1年をかけ、JXエネルギー、三洋化成工業が持つENBの製造プロセス・運転技術と、SCGケミカルが持つ安定的な原料供給力を一体とした事業化に向けて、検討を行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る