巨大ショベルカーと双腕仕様機・アスタコNEOが登場…日立建機フェスティバル

自動車 ビジネス 国内マーケット
世界最大級油圧ショベルカー『EX8000』
世界最大級油圧ショベルカー『EX8000』 全 4 枚 拡大写真

10月21日、日立建機株式会社は茨城県ひたちなか市にある同社常陸那珂臨港工場で「第1回日立建機フェスティバル in ひたちなか」を開催した。会場と臨時駐車場は20分毎のシャトルバスでの送迎を予定していたが、実際には人出が多くピストン輸送体制となる活況ぶりだった。

会場では世界最大級を誇る、油圧ショベルカー『EX8000』の実演が行われた。
EX8000の本体は運転席上部までの高さが約10m、幅8mの巨体で、本体重量は800トン。アームの先には40立法メートルのバケットを備え、1900PSの2基のエンジンが巨大なボディとアームを動かす。

デモが始まり、エンジンがかかると観覧者からは「意外と静かだ」という声が漏れていたが、いざ、アームを上下に動かしたり、本体を左右に回転させると、その迫力に歓声が上がった。

また、工場内では『双腕仕様機・アスタコNEO』のデモが行われていた。こちらは、通常のショベルカーのアーム(主腕)に対して、左側にもう一本のアーム(副腕)を追加したもので、デモ機では、手腕にはモノをつかむアタッチメントを、副腕にはモノを裁断するアタッチメントを装着していた。副腕は通常の上下するアームと違い左右に回転する事もできるので、主腕でモノをつかみ副腕でそれを横から破断・裁断する様な動作が可能だという。

主腕、副腕はそれぞれオペレータの右手、左手で操作できるので、デモでは一連の動作をまるで人間の様になめらかに行う様子を見ることができ、巨大人型ロボットの実現が近いと思わせるものだった。


《松川 雅則》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る