BMWグループは10月22日、ブラジルに四輪車の新工場を建設する計画を発表した。
BMWは1995年、ブラジルでの販売を開始。2011年は年間1万5214台を売り上げ、前年比54%増と大きく伸びた。二輪車の現地生産は2010年から行っており、2011年は前年比55%増の5442台を販売している。
今回、BMWグループはブラジル政府と合意し、四輪車の工場をブラジル南部のサンタカタリナ州に建設する計画を発表。今後数年間で、BMWグループは工場建設に、総額2億ユーロ(約207億円)以上を投資。2014年の稼働を目指し、年間3万台を生産する予定。1000人以上の新規雇用も創出する計画だ。
10月22日、ブラジルのルセフ大統領と会談したBMWグループのイアン・ロバートソン取締役は、「ブラジルは我々にとって将来、非常に有望な市場。だからこそ、ブラジルでの長期に渡るコミットメントを、さらに強固なものにする」と述べている。
ブラジル新工場が操業を開始する2014年には、BMWグループの生産ネットワークは世界14か国、29拠点に拡大する。