10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12。メルセデスベンツのブースでは、『SLS AMG GT3 45thアニバーサリー』がワールドプレミアを飾った。
『SLS AMG GT3』はメルセデスベンツのスーパーカー、『SLS AMG』のレーシングカー。日本のスーパー耐久にも参戦中だ。メルセデスベンツの高性能車部門、AMGは創業45周年を迎えたが、市販車だけでなく、レーシングカーにも「45thアニバーサリー」車が設定される。
ボディカラーは、「デジーノ・マグノ・グラファイト」と呼ばれる専用のマットペイント。アルミホイールも同色で仕上げられる。軽量&高剛性なCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)の採用部分を拡大。ボンネットやガルウィングドア、リアウィング、トランク、前後スポイラー、ディフューザーなどが、CFRP製とした。
室内もボディカラーとコーディネートされており、ロールケージがデジーノ・マグノ・グラファイト仕上げ。センターコンソールやダッシュボードは、マットカーボンファイバートリムが装着されている。
エンジンに変更はない。AMGが専用チューニングした6.3リットルV型8気筒ガソリンユニットを搭載。0‐100km/h加速は3.7秒、最高速は300km/hの実力だ。
SLS AMG GT3 45thアニバーサリーは、世界限定5台のみを生産。ドイツ価格は、付加価値税込みで44万6250ユーロ(約4655万円)だ。AMGのオーラ・ケレニウスCEOは、「ブラジルでのAMG車の販売は、この5年間伸びている。また、3台のSLS AMG GT3がブラジルGT選手権で活躍中だ」とコメントしている。