IRジャパン、車載用の高信頼性IPSをサンプル出荷開始

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IRジャパン・車載用IPS「AUIR3320S」
IRジャパン・車載用IPS「AUIR3320S」 全 2 枚 拡大写真

IRジャパンは10月24日、ハイサイド構成の車載用IPS(インテリジェント・パワー・スイッチ)「AUIR3320S」のサンプル出荷を開始した。

新製品は、補助のPTC(正温度係数)ヒーター向けに最適化。IPSは保護回路と制御回路を備えたパワーMOSFETで、スイッチに適している。

AUIR3320Sは、オン抵抗(内部抵抗)が非常に低いことが特徴で、接合部温度25度のときの最大値は4mΩ。より小さなヒートシンク(冷却器)で、より大きな電流を供給できるため、システムの実装面積を縮小することができる。また、負荷電流の正確なモニタリングが可能な電流検出機能を装備。診断用途向けにマイクロコントローラに追加データを供給することができる。

さらに、過電流や過熱の保護機能を備え、短絡保護の間でも、信頼性の高い動作が可能なほか、EMI(電磁干渉)雑音を制限するための滑らかなターンオン/ターンオフ波形を提供する。

パッケージは5ピンのD2Pak、動作電圧範囲は6V~26V、過電流シャットダウンの設定範囲は10A~55A、過熱時にシャットダウンするしきい値は165度。

10万個購入時の単価は、1.22米ドル(約97円)からの予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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