日野白井社長、3つの逆風にアクセルとブレーキを踏み分ける

自動車 ビジネス 企業動向
日野・デュトロ
日野・デュトロ 全 2 枚 拡大写真

日野自動車の白井芳夫社長は10月25日の決算発表会見で、今後の経営環境には「3つの逆風がある」と指摘、「アクセルとブレーキを踏み分けながら、慎重な舵取りをしてきたい」と話した。

日野の2013年3月期の第2四半期累計業績は、グローバル販売、連結営業利益ともに過去最高となった。このため、今期を初年度として14年度に750億円の営業利益確保を目指す3か年の中期経営計画も「想定より良いスベリ出し」と評価する。

しかし、白井社長は欧州通貨危機や中国の成長減速など「世界経済の鈍化」をはじめ、「円高の定着」、さらに同社が強い東南アジア市場での「競争激化」を3つの逆風に挙げた。これらに対応するには設備投資を小刻みにするなど「環境変化に柔軟に対応できる」態勢で臨むという。

一方で「新興諸国では、まだまだ進出できていない地域も多い。アフリカを中心に新市場開拓は強化したい」と、アクセルを踏んでいく構えも強調した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る