英国の名門エンジンメーカーで、F1エンジンも手がけるコスワース社。同社の身売り話が伝えられる中、買収先としてプロドライブの名前が浮上した。
これは10月24日、英国の『デイリー・メール』の電子版が報じたもの。同メディアのインタビューに対して、プロドライブのデビッド・リチャーズ代表は、「コスワースは買収価格を吊り上げすぎ」とした上で、「しかし、買収を検討する価値はある」と話したというのだ。
コスワースは2010年、4年ぶりにF1エンジンサプライヤーに復帰。ウィリアムズとケーターハムなどのチームにエンジンを供給してきた。しかし今シーズン、両チームがエンジンをルノーに変更。現在はマルシャとHRTの2チームにエンジンを供給しているが、戦力不足は否めず、F1撤退の噂も出ている。
かつてF1のベネトンやB・A・Rで、チーム代表を務めたデビッド・リチャーズ氏。そんな同氏の今回の発言だけに、プロドライブがコスワースを買収する可能性はゼロではないといえそう。
なお、コスワースはこの件について、『デイリー・メール』から求められたコメントを拒否したという。