【光岡 ビュート オッターヴァ 発表】目の前にオーケストラが出現した

自動車 ニューモデル 新型車
光岡・ビュート オッターヴァ
光岡・ビュート オッターヴァ 全 6 枚 拡大写真
光岡自動車と、クラシック音楽専門のインタ―ネット放送局“OTTAVA”のコラボレーションで誕生した『ヴュート オッタ―ヴァ』は、走るコンサートホールを目指して作られた。

この特別仕様車に使われたオーディオはパイオニアの『カロッツェリアX』である。「この音を初めて聴いた時、目の前にオーケストラが出現したという表現をしたいくらいです」と、その時の驚きを語るのは、東京放送ホールディングスグループOTTAVAミュージックディレクターの斎藤茂さん。

「実はクラシック音楽を再現するというのは大変難しいと思うのです。普通の音楽を、コンサートホールで聴くと、直接音はほとんどなく、マイクで拾った音をミキサーがミックスして、左右からスピーカーで出すのです。しかし、クラシック音楽をコンサートホールで聴くと、直接音と間接音のミックスで音楽を楽しむことになります」という。具体的には、「オーケストラでは60から70名くらいで演奏しており、70の直接音が全部こちらに聴こえてきます。さらに、上や後ろから入ってくる間接的なホールエコー、これと直接音をミックスした音を聴いているのです。これを普通のカーオーディオで再現することは出来ないと思っていました」

しかし、斎藤さんは、「正直にいって目をつぶって聴いているとオーケストラが目の前で演奏しているようになるのです。具体的には、オーケストラの(楽器の)位置関係や奥行きが全部再現されていました。ひとつひとつの楽器が全てあるべき位置から聴こえてくる。これをクルマの中で聴くことが出来るのは本当に驚いきました。これなら走るコンサートホールを作ることが出来るんだということが初めて分かったのです」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る