ドイツの高級スポーツカーメーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のポルシェは10月25日、2012年1-9月期の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は前年同期比28.1%増の101億5000万ユーロ(約1兆0548億円)。営業利益は22.9%増の18億8000万ユーロ(約1954億円)と、大幅な増収・増益を達成した。
2012年1‐9月の世界新車販売は、10万3245台。前年同期に対して、20.2%増と伸びた。車種別では、『カイエン』が24.9%増の5万4860台と牽引。『パナメーラ』は15.8%増の2万1713台、新型を含めた『911』シリーズも、39.8%増の1万9261台と好調だ。
市場別では、米国が2万4982台で最多。前年同期比は22.1%増と好調だ。中国は米国に僅差の2万4859台で、前年同期比は35.4%の大幅増。地元のドイツは、14.2%増の1万1905台だった。
ポルシェのマティアス・ミューラーCEOは、「決算結果はポルシェブランドの強固さの証。営業利益率は18.5%と自動車業界で最高水準にある」と述べている。