10月27日午後0時35分ごろ、長野県伊那市内の中央自動車道上り線で、渋滞の車列最後部に位置していた大型観光バスに対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突する事故が起きた。この事故でバスの乗客乗員26人が負傷している。
長野県警・高速隊によると、現場は伊那市小沢付近で片側2車線の緩やかなカーブ。当時は別の事故による約700mの渋滞が発生。車列最後部のバスは第1車線をノロノロ運転の状態で走行していたが、そこに後ろから進行してきた大型トラックが追突。押し出されたバスは第2車線を走行していた乗用車2台と接触した後、道路左側の防音壁に衝突した。
バスには乗客38人と添乗員1人、運転手の合計40人が乗車。このうち乗客25人と添乗員が打撲などの軽傷を負った。乗用車の乗員にケガはなかった。警察は追突してきたトラックを運転していた山形村内に在住する31歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
調べに対して男は「脇見をしていて、渋滞の車列に気づくのが遅れた」、「ブレーキを掛けたが間に合わずに追突してしまった」などと供述しているようだ。