三菱益子社長、中国は「今年度中は楽観できない」

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車・益子修社長(参考画像。アウトランダー発表会にて)
三菱自動車・益子修社長(参考画像。アウトランダー発表会にて) 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車工業の益子修社長は10月30日の決算発表会見で、日本車の販売環境が悪化している中国の見通しについて「早く回復してほしいが、個人的には今年度中の来年3月まで楽観できないのではないか」と述べ、慎重な見方を示した。

益子社長は決算発表で、2013年3月期の中国での新車販売計画を当初の7万3000台から4万2000台に下方修正したと明らかにした。下期の計画を4万7500台から2万台と大幅に見直した。三菱は新しい合弁会社である広汽三菱汽車が9月に稼働開始したが、現地生産車の販売は今年12月からとするなど「中国は全体として控えめな計画にした」(益子社長)という。

一方で益子社長は、日本車にとっての中国の販売環境悪化は「円高や中国経済の減速といった問題もある」と指摘。長期的には「世界最大の市場で確固たるシェアを取れるよう取り組んでいきたい」と話した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る