JIMTOF2012「下町ボブスレー」試作機を初公開…冬季五輪を目指し町工場が開発

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
「下町ボブスレー」試作機
「下町ボブスレー」試作機 全 2 枚 拡大写真

11月1日から6日、東京ビッグサイトで開催される工作機械見本市「JIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)」で、冬季五輪を目指し町工場で開発された「下町ボブスレー」試作機が初公開される。

JIMTOF2012は、「匠の技と先端技術の融合 “Mono-zukuri”innovation」をテーマに、世界22の国と地域から合計816社が出展。同見本市では、出展者による展示に加え、「町工場が冬季オリンピックの舞台でフェラーリに挑む。下町ボブスレー誕生物語」及び「世界一の砲丸を作る匠の技」をテーマにした2つの展示を実施する。

ボブスレー競技は、高度な空力設計や軽量化が要求され、「氷上のF1」とも呼ばれている。強豪国のマシンは、イタリアではフェラーリ、ドイツはBMWが開発に協力するなど、F1さながらの威信をかけた開発競争が繰り広げられている。その一方、日本にはこれまで、競争力を備えたマシンを設計、製造した実績がなかった。

今回、モノづくりに強い自負を持つ大田区の町工場有志が、使い慣れた工作機械を駆使して、軽量なフレームと抵抗を極限まで減らしたブレード(橇そり)を開発。日本のモノづくりの底力と、世界に挑むコトづくりのワクワク感を形にしたマシン「下町ボブスレー」を初披露する。

会期中は、同プロジェクトの委員長を務めるマテリアル代表取締役細貝淳一氏をはじめ、童夢カーボンマジック代表取締役奥明栄氏、東京大学大学院教授加藤孝久氏、大田区産業振興協会等、主要メンバーによるトークショーも行われる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る