マツダの米国法人、北米マツダは10月30日(日本時間10月31日未明)、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー12において、コンセプトカーの『MX-5スーパー25』を初公開した。
MX-5とは、マツダ『ロードスター』の米国名。北米マツダは2010年のSEMAショーに、『MX-5スーパー20』を出品。今回のMX-5スーパー25は、その進化版である。
MX-5スーパー25は、耐久レースへの参戦を想定して開発されたコンセプトカー。ボンネットに埋め込まれたPIAA製の4個のドライビングライトは、夜間のレースでの視認性を引き上げるアイテムだ。
また、ゼッケン「55」は、マツダにとって特別な意味を持つ数字。1991年のルマン24時間耐久レースを制したマツダ『787B』と、同じゼッケンナンバーをまとう。
ボディカラーには、マツダスピードのイメージカラーの赤、黒、グレーの3色を使用。ボンネットやルーフ、トランクには、ホワイトのストライプを添えた。タイヤはBFグッドリッチの「gフォースR1」で、サイズは225/45ZR17だ。
室内は、ロールケージやバケットシート、6点式シートベルト、スポーツステアリングホイールなどを採用。データロガーシステムも装備される。
パワートレインに関しては、公表されていない。実際のレース参戦計画についても、現時点では明らかになっていない。