GM の第3四半期決算、15%の減益

自動車 ビジネス 企業動向
GMの本社ビル
GMの本社ビル 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GM(ゼネラルモーターズ)は10月31日、2012年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は前年同期比2.4%増の376億ドル(約3兆0060億円)。純利益は14億8000万ドル(約1185億円)で、四半期としては11期連続で黒字を計上。しかし、前年同期の17億4000万ドルに対して、15%の減益となった。

減益となった大きな要因が、欧州事業の不振。欧州での長引く信用不安による新車販売の減少が、第3四半期の決算に影響した。GMによると、2012年は欧州で最大で18億ドル(約1440億円)の赤字になる公算だという。

2012年第3四半期の世界新車販売台数は、前年同期比1.6%増の228万1000台。市場別では、米国が1.7%増の65万2000台、中国を含めたアジア太平洋地域は、5.7%増の85万7000台だった。

GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「世界中でGM車が支持され、第3四半期も堅実な結果を残した。今後もシボレー、オペル、キャデラックなどの各ブランドへ、積極的に新型車を投入していく」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る