韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは10月30日(日本時間10月31日未明)、ラスベガスで開幕したSEMAショー12において、『ベロシティ』を初公開した。
ベロシティは、ヒュンダイの小型スポーツクーペ、『ベロスター』がベース。ヒュンダイモーターアメリカのデザイン&テクニカルセンターがカスタマイズを行い、テーマは「ファクトリーレーサー」だ。
外観は、拡幅されたフェンダーが特徴のアグレッシブなボディキットを装着。巨大なリアウイングが迫力満点だ。ブレーキ冷却用のエアダクトやディフューザー、19インチの軽量アルミホイールも目を引く。室内には、ロールケージやバケットシートが組み込まれた。
エンジンはヒュンダイの米国モータースポーツパートナーで、英国の名門、コスワースがチューニングを担当。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、専用ターボチャージャーをはじめ、ピストン、コンロッド、インタークーラー、コンピューター、吸排気系などをトータルチューン。最大出力400ps、最大トルク48.4kgmというパワフルなスペックを得た。
パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキは強化。ブレーキはブレンボ製。タイヤは275/35R19というワイドサイズを履く。