【福祉車両レポート】ホンダ フリード 助手席リフトアップシート車…必要な機能だけを盛り込んだジャストサイズミニバン

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ホンダ フリード(助手席リフトアップシート車)
ホンダ フリード(助手席リフトアップシート車) 全 25 枚 拡大写真

助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車、車いす仕様車、助手席回転シート車の4タイプの福祉車両をラインナップするホンダ。

【画像全25枚】

福祉車両の開発を担当する同社販売部 福祉事業室の仲村健太氏が、『フリード』(助手席リフトアップシート車)を例にあげて、ホンダの福祉車両へ向けた取り組みのポイントなどを語った。

◆他にはないサイズ感

ホンダの助手席リフトアップシート車は、『オデッセイ』『ステップワゴン』『ステップワゴン スパーダ』『フリード』『フリード ハイブリッド』『ライフ』の6種類に設定されている。このなかでもフリードは、「ホンダならではの福祉車両」と仲村氏は言う。

「フリードのような独自のサイズのクルマで、助手席リフトアップが付くクルマは他社にはありません。コンパクトなのに3列シート。多人数での使用でも使いかってがいい、さらにハイブリッドも選べるとあって、人気があります」(仲村氏)

一般ユーザから注目されているいっぽうで、団体や施設などが購入するというケースも少なくないと仲村氏。

「送迎用として福祉車両の購入を検討している法人施設などが、いろいろと乗り比べてもらったうえで、このフリードを選ぶケースが多い。ステップワゴンなどの大型では車庫に入らないなどの事情があるようで、このサイズ感が受けているようです」

ホンダの助手席リフトアップシートは、19秒から30秒で昇降。ステップワゴン系をのぞく4種類に電動リクライニング機構が付く。また、6種類すべてに、リフトアップシートリモコンが付き、介助者の手のひらで昇降のコントロールができる。昇降の制御は、セレクトレバーをP(パーキング)に入れた状態でないと作動しない仕組みとなっている。「こうした機構に法的規則はありませんが、ユーザーへのヒアリングを密にしながら、最適と思われる動きを追求してきました」と仲村氏。

◆今年末までにオレンジディーラーは50拠点に

ホンダには福祉車両を取り扱う販売会社「オレンジディーラー」が全国にあり、そのなかでもサービス介助士や介助専門士の資格を持つスタッフが常駐する「マスター店」という店舗が存在する。このマスター店には、助手席回転シート車、助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車、車いす仕様車の全4タイプのデモカーが展示されている。

「8月末の時点で全国に36拠点あります。今年末までに50拠点まで増える予定です」と言う仲村氏自身も、サービス介助士2級の資格の持ち主。「これからやってくる高齢化社会に向けて、足腰が不自由な人や、車いすに乗り始めた人に、もっと身近なクルマとして慣れ親しんでいただきたい。福祉車両というとハードルが高い感じがあるのが現状だが、こうしたイメージをなんとか払拭していきたいですね」と仲村氏は語っていた。

《レスポンス編集部》

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