スーパー耐久第5戦は、ロードレースでは初めて、1時間×2レースでの開催となった。
第1レースの#28 PETRONAS SLSのレスタがいきなり2台をパスしスタートダッシュ。#1 PETRONAS SLSの谷口に迫るが、谷口もレスタを寄せ付けない。レスタはスタートでの違反によりドライビングスルーペナルティを命じられてしまい、3番手へと後退。
その直後、1コーナーでエンジントラブルに見舞われた車両がオイルをまき散らし、乗ってレイジュンZ33リールの中島修がクラッシュし、赤旗に。このアクシデントにより、スチュワードは第1レースを約20分・9周での終了することを早々に決めた。
優勝は#1 PETRONAS SLSが獲得し、2位はスリーボンドGT-Rが獲得。ST-1クラスはDIAMANGO BMW Z4、ST-2クラスはRSオガワADVANランサーの阪口良平が優勝。ST-3クラスではassetテクノZ34の前嶋秀司、ST-4クラスはリジカラS2000の松井猛敏、ST-5クラスではエンドレスアドバンCyber Formula SINヴィッツの山本幸彦がトップでチェッカーを受けた。
なお、このレースでクラッシュした中嶋修は直ちにヘリコプターで病院へ搬送されたが、脳挫傷により死亡が確認された。関係者にとっても大きなショックを与えたレースとなってしまった。
続いてスタートした第2レースは、ポールから飛び出した#28 PETRONAS SLSがスムーズなスタート。#1 PETRONAS SLSの谷口らが圧力をかけ続けるが、屈することなく最後までトップを保ってフィニッシュした。第2レースで2位となった#1 PETRONAS SLSは、本戦でチャンピオン決定となった。
ST-1クラスは、DIAMANGO BMW Z4とENDLESS ADVAN 380RS-Cの対決。1度はZ4がトップに立つが、中盤でENDLESS ADVAN 380RS-Cがトップを奪い返して立ってそのまま逃げ切った。ST-2クラスはRSオガワADVANランサー、ST-3クラスはPETRONAS TWS GS350、ST-4クラスはGPO+KOTA RACING、ST-5クラスはエンドレスアドバントラストヴィッツがそれぞれ制した。