米国の第三者安全科学機関・UL社の日本法人ULジャパンは、本社敷地内のPV(太陽光発電)試験所にEV(電気自動車)用充電インフラを試験するための設備を拡充、同PV試験所の名称を「次世代エネルギー試験棟」へ変更すると発表した。
UL社は、1990年代からEV関連製品向けの安全規格を開発・策定・改定。ULとして初めて開所した米国ニューヨーク州メルビルのEV関連製品の試験所では、充電器、ケーブルセット、バッテリーなどEV関連製品の試験・認証などのサービスを提供してきた。
今回、次世代エネルギー試験棟の開所により、これまで国内では実施できなかった試験サービスが国内で提供が可能となった。これまで海外での実施により生じていた時差による待ち時間の短縮、サンプル発送にかかる時間およびコスト削減に加え、最新設備により納期短縮を実現できるようになった。
今後同社は、CHAdeMOだけでなく、コンボなど世界の充電規格にも対応し、顧客ニーズに対し、より高い満足を提供。PV、EVだけでなく、LED照明機器など次世代エネルギー関連製品への各種サービスを強化していく。