GSユアサ、プラグインハイブリッド車用リチウムイオン電池の新技術を開発

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新技術を適応した13Ah級複合正極リチウムイオン電池
新技術を適応した13Ah級複合正極リチウムイオン電池 全 1 枚 拡大写真

GSユアサは8日、次世代プラグインハイブリッド(PHEV)用リチウムイオン電池の新技術を開発したと発表した。

新技術は、同社がNEDOからの委託を受け、平成19年よりPHEVに適したリチウムイオン電池の開発を実施してきた成果。従来HEV用リチウムイオン電池に用いられていた三成分系正極と少量のリン酸リチウムとを複合することで、低SOC条件における出力性能及び電池寿命のさらなる向上を図ることができる。

PHEVは、電池容量が十分な状態では電気自動車(EV)として走行し、電池容量が少なくなった低SOC条件ではハイブリッド自動車(HEV)として走行する。低SOC条件における出力性能が向上すると、モーターのみで走行する距離を長く設定できるため、低SOC条件における高出力性能が強く求められていた。

同社は、新技術がこのようなPHEV用電池に対するニーズに応える糸口になると確信し、今後改良するとともに、長期間の評価を行うことで実用化への問題点を抽出していくという。

《村尾純司@DAYS》

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