三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは11月1日付けで、新会長に上杉 雅勇氏を起用する人事を発表した。
上杉氏は1977年、三菱自動車に入社。商品開発のプロジェクトエンジニアなどを務めてきた。2012年10月末までは、三菱自動車の取締役副社長。主に、コスト改革を担当し、商品戦略・事業化統括部門長のポストにあった。三菱モータースノースアメリカの会長就任後も、三菱自動車の取締役副社長を兼任する。
三菱自動車の米国新車販売は減少を続けており、現地生産の不人気車の生産を打ち切り、商品ラインナップを刷新している最中。同社の益子修社長は、「米国市場の成長戦略に向けた新型車の開発で、上杉新会長がリーダーシップを発揮するだろう」とコメントした。
三菱自動車の10月の米国新車販売は3981台で、前年同月比は9.1%減。2012年1-10月累計では、前年同期比28.7%減の5万0103台にとどまっている。