【ランドローバー レンジローバー ヴォーグ 試乗】堂々たるボディを重厚感ある加速で引っ張る…松下宏

試乗記 輸入車
レンジローバー・ヴォーグ
レンジローバー・ヴォーグ 全 13 枚 拡大写真

本格派の高級SUVである現行『レンジローバー』は2002年の発売で、海外からは次期モデルの情報も聞こえてくるようになった。現行「レンジローバー ヴォーグ」の最終モデルを改めてレポートしておきたい。

【画像全13枚】

今回は北海道の美幌峠周辺を中心に一般道で試乗した。試乗したのは5.0 V8スーパーチャージドだ。

堂々たるボディは全長が5mに近く、全幅が2mに近い。車両重量も2630kgと軽自動車なら3台分といった感じの重さである。搭載されるV型8気筒5.0リッターのスーパーチャージャー仕様エンジンは、375kW/625N・mという圧倒的なパワー&トルクを発生し、この超重量級ボディを低速域からぐいぐい押し出していく。

この走りの余裕というか、力強さというか、重厚感のある走りのフィールがレンジローバーの魅力であり、ほかのあまたのSUVでは得られないものだ。

当然ながら燃費は悪く、JC08モードのカタログ燃費でもリッター当たり5.1kmでしかない。信号待ちのほとんどない北海道の道路環境ではこれを上回る燃費を出せるが、都内などでは大きく下回ることになるだろう。

でも、燃費に目くじらを立てることなく、ラグジュアリーな雰囲気の中で余裕の走りを楽しむのがレンジローバーというクルマの性格である。特にヴォーグはその傾向が強い。

今回の試乗はドライのオンロードを走っただけなので、オフロードなどで路面に合った走りを選択できるテレインレスポンスを試す機会はなかった。かつてオフロードを走らせたときのことを思い出すと、悪路走破性の高さは半端ではなかった。

圧倒的な動力性能や豪華な内装を備えるとはいえ、1420万円の価格は普通の人が買える水準ではない。価格や燃費や取り回しなど、普通のユーザーが気にするようなことを、全く気にすることなく乗れる人が選ぶクルマだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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