再開発中の旧万世橋駅の内部を一部公開

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御茶ノ水駅へと進入する中央線201系電車
御茶ノ水駅へと進入する中央線201系電車 全 12 枚 拡大写真

JR東日本ステーションリテイリングなどは11月12日、中央線神田~御茶ノ水間の赤レンガ高架橋(旧万世橋駅遺構)の一部を公開した。高架橋の骨格となるアーチ状内部は、耐震強化策としてコンクリートが盛られた所と、現存する当時の赤レンガ壁面が露出した部分が見えた。

万世橋駅は1912(明治45)年、官設鉄道中央線(前身、甲武鉄道)のターミナルとして開業。併設されていた交通博物館(1936~2006年)が鉄道博物館となってさいたま市へ移転し、現在は同駅遺構の整備活用と高架下開発がすすめられている。

骨格を残しつつ耐震強化策などが施されている途中の高架橋内部は、真新しいコンクリートの壁面と、駅舎として活用されていた時代の赤レンガが共存。万世橋駅時代にあった1等・2等・3等と等級分けされた待合室や、3つあったといわれる食堂などの面影はほとんどない。

交通博物館の一部であった時代は、展示物の収納などに使用されていたというこの高架橋内部。2013年春のオープン時には、大型ガラス化したアーチ状の壁面や神田川沿いの親水デッキが現れる。

2階部(高架部分)には、屋外デッキや展望カフェが登場する予定。中央線の上り線路と下り線路の間に建つ計画で、ガラスのすぐ向こうを行き交う中央線の電車たちを眺めながら回遊することができるという。

上下線の北側に、架線のないレールが複数本敷かれたヤードが見えるが、このエリアはJR東日本などが管理しているということで、現状は手が加えられていない。

また、高架橋の南側には、地上20階・地下2階のJR神田万世橋ビルの全容が見え始めてきた。5~20 階がオフィス(貸室)、3~4階がコンファレンス(ラウンジ併設)、2階が保育所、1階が店舗、地下1・2階が駐車場(87台)・駐輪場(54 台)という内訳で、2013年1月竣工予定となっている。

《レスポンス編集部》

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