岐阜乗合自動車は、アリソン社製オートマチック・トランスミッション(AT)を装備した大型路線バス「エアロスターMPバス」を8台導入した。
今回導入したエアロスターMPバスには、岐阜の戦国武将である「織田信長」が若々しく勇ましいデザインで車体に描かれ、岐阜の歴史と観光をPRしている。
車両はすでに岐阜市内を循環する「ループライン線」に就航している。
アリソントランスミッションでは、同社製ATであるT310が装備されているエアロスターMPバスは、ドライバーはシフト操作とクラッチ操作に気を取られることなく運転に集中できることから、バスに関する事故のうち約30%を占める車内転倒事故の防止につながるほか、乗客もシフトショックのない快適な乗り心地で、ストレスフリーな空間が提供されるとしている。
岐阜乗合の運転手は、AT車両を導入後、シフトやクラッチなどの操作をしなくて済む分、運転に集中でき「危険への予測に気を配ることができる上に、ATの特性であるスムーズな加速、減速によって車内、車外の安全に貢献している」とコメントし、ATによって車内事故の不安が減少した分、乗務員は車外での危険予測に神経を回すことができることを評価した。