業績悪化のパナソニック、国内取引先は3万1390社…東京商工リサーチ

自動車 ビジネス 企業動向
パナソニック・売上高と従業員数
パナソニック・売上高と従業員数 全 2 枚 拡大写真

東京商工リサーチは、パナソニックおよび主要国内連結子会社32社を対象に、同グループを取引先とする国内企業の取引状況を調査した。

パナソニックは、2013年3月期の連結最終損益の見通しを当初の500億円の黒字から、一転して7650億円の赤字見込みになると下方修正。携帯電話事業や電池事業などの不振から損失が膨らんだことや、のれん代など償却が発生し、2012年3月期の7721億円の赤字に次ぐ、大幅赤字予想で注目が集まっている。

調査の結果、パナソニックグループの直接仕入先(1次仕入先)は1万1031社、さらに直接仕入先との取引を行う間接仕入先(2次仕入先)は2万0360社にのぼった。

地区別の販売先は関東、近畿が主体だが全国に販売網を確立、仕入先は関東、近畿地区で7割以上を占めていた。産業別の仕入先は製造業、卸売業が主力となっているほか、住宅関連の建設業割合も多い。一方、販売先では直接取引の1次販売先で小売業を主体に建設業、卸売業の割合が高く、2次販売先ではパナホーム関連の建設業が3割を占めトップの比率だった。

従業員別の1次販売先では5人未満の零細企業の5割が卸・小売業で占め、末端の販売店までパナソニックグループの取引が浸透していることがわかる。1次、2次仕入先の総従業員数は約690万人におよび、今後の経営改善策次第では雇用環境をはじめ、国内経済への様々な影響も考えられる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  5. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  6. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
  7. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  8. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  9. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る