ジェットスター、LCCで初国交省から厳重注意

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国土交通省は、ジェットスター・ジャパンが社内規定を満たしていない整備士2人を責任者に選任していたとして厳重注意した。相次いで就航したLCC(格安航空会社)に対して同省が厳重注意したのは初めて。

同社は関西空港を第2の拠点にする計画を進めており、整備基地を設置するための同省の監査で不適切な件が発覚した。

それによると同社は社内規定で定める経験年数を満たしていない整備士2人を確認主任者に選任して業務を行っていた。更に、このうち1人が確認主任者の資格要件を満たしていないことを、同社は認識していながら適切な是正措置をとっていなかった。

同省では、航空機が安全基準に適合していることを最終的に確認する重要な役割をもった確認主任者について「業務規程に基づく適切な資格管理がなされておらず、不適切な状態が組織として適切に発見・是正されなかったことは、同社の整備管理を実施する組織が有効に機能していない。こうした状態で同社が事業拡大を行っていくことは、運航の安全性に重大な影響を及ぼしかねない」として厳重注意を行った。

同省では必要な措置を検討の上、12月17日までに文書で報告することを求めた。

一方、同社では、厳重注意を受けて整備体制を見直す予定で、関空発着の一部の便が欠航となる予定。

《レスポンス編集部》

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