新生サーブ、まずはガソリン車の生産を再開か…サーブ 9‐3

モータースポーツ/エンタメ 出版物
サーブ9‐3(参考画像)
サーブ9‐3(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

経営破綻したスウェーデンのサーブオートモビル(以下、サーブ)を2012年6月、買収すると発表したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(以下、NEVS)社。同社がまずは、サーブのガソリン車の生産再開を計画していることが分かった。

画像:サーブ 9‐3

これは11月20日、『オートモーティブニュース』の欧州版が報じたもの。同メディアの取材に応じたNEVS社の広報担当者は、「2013年にサーブ『9‐3』のガソリンエンジン車の生産を再開するつもりだ」と話したというのだ。

NEVS社は2012年5月、元ボルボ(商用車)CEOのKarl-Erling Trogen氏が立ち上げたEVベンチャー。同社の主な出資者は、中国(香港)の代替エネルギー会社と日本の投資会社であり、いわば日中連合企業にサーブは買収された形となった。

ところで、NEVS社はサーブをEVメーカーに転身させる目的で、同社を買収したはず。ガソリン車の生産を再開することは、サーブ再生に向けた大きな一歩だが、EV計画はどうなったのか。

NEVS社の広報担当者は、「新型EVは2014年に生産・販売を開始する予定」と同メディアにコメント。それまでの運転資金を確保し、サーブの存在をアピールするために、ガソリンエンジン搭載の9‐3の生産を再開する計画だという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る