フォードモーターは11月26日、米国市場に『フィエスタST』を導入すると発表した。実車は11月28日、米国で開幕するロサンゼルスモーターショー12で披露される。
フィエスタSTは、フォードモーターの主力コンパクトカー、『フィエスタ』の高性能グレード。すでにフォードモーターは、『フォーカス』の高性能車として、『フォーカスST』を米国市場へ投入。今回、フォーカスの弟分のフィエスタにも、「ST」が設定されることになった。
搭載エンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンユニットをターボチャージャーで過給した「エコブースト」。高出力化の専用チューンを受けており、最大出力197ps、最大トルク29.6kgmを発生する。
フォードモーターが米国でのライバルとして意識するのが、MINI『クーパーS』とGMのシボレー『ソニックRS』。スペックは、MINIクーパーSが最大出力181ps、最大トルク24.5kgm、ソニックRSが最大出力138ps、最大トルク20.5kgm。フィエスタSTは、2台のスペックを引き離す。
パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキを強化。内外装にもSTグレードに相応しい、スポーティな仕上げが施される。