【ロサンゼルスモーターショー12】メルセデスベンツ、エナGフォース出品…未来のGクラス提案
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エナGフォースは、メルセデスベンツ伝統のSUV、『Gクラス』の未来形を提案したコンセプトカー。ロサンゼルスモーターショーの恒例イベント、「デザインチャレンジ」のために製作された1台だ。
デザインチャレンジは、米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティション。2012年は、GM、BMWグループ、メルセデスベンツ、ホンダ(日本と米国)、スバルがエントリーしている。イメージスケッチ公開止まりの他社に対して、実物大モデルを製作したメルセデスベンツの意気込みは凄い。
2012年のデザインチャレンジのテーマは、「2025年のハイウェイパトロールカー」。エナGフォースは燃料電池車で、ルーフ上のタンクに雨水をためて、水素を作り出す。最大航続可能距離は800km。
Gクラス伝統のオフロード性能に関しては、「テレーンスキャン」と呼ばれるシステムを採用。これはルーフに取り付けられたスキャナーが地形をモニターし、そのデータを元にしてダンパーの減衰力などを調整するアイデアだ。
《森脇稔》