ベトナムとアルゼンチン、税関協力に関する合意に調印

エマージング・マーケット 東南アジア

11月28日付のベトナム紙ベトナムプラス電子版などによると、同国の財務省とアルゼンチンの連邦歳入庁(AFIP)は27日、アルゼンチンのブエノスアイレスで、二国間の税関協力および相互支援に関する合意に調印した。調印式には、ベトナムからグエン・コン・ギエップ財務次官、アルゼンチン側はリカルド・エチェガライ長官が出席した。

同合意により、ベトナムとアルゼンチンは今後、自国の税関機関を通じ、税関違反の防止および抑止に向けた相互支援を行うことになった。双方の税関機関は法律に従い、既存の権限と力の範囲内において、相手側の支援要請に応えていくことになる。

ギエップ次官とエチェガライ長官は調印式であいさつし、ベトナムとアルゼンチンの貿易額は2006年以降、毎年増加を続けており(08年を除く)、税関協力を強化することが重要だと強調したという。

ベトナムのデータによれば、両国の2006年の貿易額は2億7200万ドルだったが、11年には10億ドルを超えている。

朝妻 小津枝

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