新日本科学は30日、同社が鹿児島県指宿市に保有する「メディポリス指宿」の敷地内で地熱発電事業を推進すると発表した。
同社は、2007年6月から同敷地内での地熱発電事業に向けた調査・検討を行なっており、調査の結果、十分な熱量を有する地熱貯留層の存在を確認したため、発電業を目的とした子会社「メディポリスエナジー」を設立するなど、準備を進めてきた。
事業の推進にあたり、地下から汲み上げた蒸気の熱エネルギーを利用して発電する「バイナリー発電方法」を導入するなど、環境に配慮した再生エネルギーを創出していくという。
発電規模は約1.5MW、年間発電量は一般家庭約2500 世帯分に相当する約900万kWhで、稼動開始は2014年9月の予定。