11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12。メルセデスベンツのブースの主役は、ワールドプレミアとなった『SLS AMGクーペ ブラックシリーズ』が務めた。
イエローの派手なボディカラーが、会場の視線を集めた同車。ブラックシリーズとは、AMG車の高性能を究極レベルまで昇華させたハイパフォーマンスモデルを指す。『SLS AMG』をベースに、6208ccのV型8気筒ガソリンエンジンに、モータースポーツから得たノウハウを注入して、専用チューニング。最大出力は60psプラスの631ps/7400rpm、最大トルクは1.5kgm プラスの64.8kgm/5500rpmを獲得する。
車両重量は、1550kg。これは、カーボンファイバーやCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を積極的に採用したことにより、70kg軽量化したことが大きい。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「AMG スピードシフト DCT 7」で、シフトチェンジ時間を短縮。その結果、0-100km/h加速3.6秒、最高速315km/hという世界屈指のパフォーマンスを実現した。
まさに、頂点のさらに上を行くSLS AMGクーペ ブラックシリーズ。米国では2013年の初夏、発売されるとアナウンスされている。