米国のフィスカーオートモーティブが、欧米市場で発売しているプラグインハイブリッド4ドアセダン、『カルマ』。同社がカルマの生産を、一時停止したことが分かった。
これは11月30日、『ブルームバーグ』が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じたフィスカーオートモーティブのトニー・ポサワッツCEOは、「2012年11月から、カルマの生産を一時的に見合わせている」と明かしたというのだ。
過去には、バッテリー(二次電池)火災の危険性があるとして、リコール(回収・無償修理)が実施されたカルマ。今回、生産を一時停止した理由は何なのか。
それは、カルマのバッテリーサプライヤー、A123システムズ社と関係がある。A123システムズは2012年10月、破産を申請。トニー・ポサワッツCEOによると、A123システムズの破産申請の影響で、カルマのバッテリーが不足し、生産を一時見合わせているという。
今後、カルマの生産を再開する見通しは立っているのか。同CEOは、「12月6日、A123システムズのミシガン工場の売却先が決定することになっており、バッテリーの供給問題が解消に向かうだろう」との見通しを伝えている。