TSテック、未来の「座る」を考える一般公開フォーラムを開催

自動車 ビジネス 企業動向
TSテック・“座
TSテック・“座"フォーラム -「座る」を極める- 全 5 枚 拡大写真

TSテックは、「座る」について様々な角度から検証する独自主催イベント『“座"フォーラム -「座る」を極める-』を11月30日に開催した。

「“座"フォーラム」は、TSテックの創立50周年記念事業として、昨年からスタートした独自主催イベント。昨年は、社内イベントとしての開催となったが、今年度からは一般参加者とともに「座る」を考える場として、同社初の一般公開フォーラム形式で開催。当日は一般参加者含め約260人が参加した。

第1部では、TSテックの“座"への取り組みを紹介するとともに、TSテック若手社員による「座る」を哲学し科学する研究会「座ラボ」が研究内容を発表。これからの車内空間のあり方を「最小空間の最大快適」と題し研究活動に取り組んできた計12人が、2チームに分かれてプレゼンテーションを行った。

座ラボAチームからは、乗員の骨格で個人認証しその人にあった最適な姿勢へと補正し健康になれる「相棒シート」、Bチームからは、今までのシートでは実現できなかった「包まれ感」を1枚のスマートマテリアルで乗員の体圧や温度調節を最適化する「ギュッと!シート」といった新たな視点が提案されるなど、若手社員の日々の研究成果が発揮されたプレゼンテーションとなった。

また第2部では、プロダクトデザイナーの山中俊治氏をはじめ、脳科学者の澤口俊之氏、放送作家・脚本家の小山薫堂氏、カーライフ・エッセイストの吉田由美氏、コンセプターの坂井直樹氏といった多方面の専門家を招し、「未来の座る」をテーマにしたトークセッションを開催。各パネラーが考える「座る」についてのほか、トークテーマは“車のシートに求めること"や“未来の環境をふまえ今後のシートはどう進化すべきか"といった内容に及んだ。

TSテックでは、今回の「“座"フォーラム」で多くの人々と共有した未来の「座る」に関する情報や想いを、今後の事業活動につなげていきたいとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る