日産志賀COO、中国はまだまだ慎重に
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志賀COOは、11月の状況についてディーラー向けの卸売りが前年同月比で約30%、小売りは同15%の減少になったものの「ショールームへの来場は、ほぼ前年並みに戻った」と説明した。10月は卸売りで4割、小売りで3割程度の落ち込みだったことから、徐々に回復へと歩んでいる。
だが、小売りが正常化しないと「(在庫調整のため)1直操業となっている生産も戻らない」わけで、工場オペレーションの回復にはさらに時間がかかる見通しだ。志賀COOは、「市場の伸びを上回らないとシェアは伸ばせない」と話し、前年並みに戻った後は、この間の失地回復にも取り組む意欲を示した。
《池原照雄》