ベトナムは障害者の雇用が不十分、GDPの3%損失 ILO

エマージング・マーケット 東南アジア
ILOのwebサイト
ILOのwebサイト 全 1 枚 拡大写真

国際労働機関(ILO)は12月3日、国際障害者デー(12月3日)に際して、「ベトナムの労働市場は障害者の受け入れが不十分なために、毎年GDP(国内総生産)の3%を損失している」とするデータを発表した。

ベトナムの障害者数についても、現在、人口の15%にも達しているとしている。4日付のベトナム紙ティエンフォン電子版が報じた。

同機関では現在、2012~13年に実行予定の25万ドル超のプロジェクト枠において、「アイリッシュエイド」(アイルランド政府による海外開発プログラム)との協力を進めており、障害者のための仕事を拡大することを目指しているという。

障害者分野の第一人者であるバーバラ・マーレイ氏によれば、「障害者に対するあらゆる障壁を取り除くことが極めて必要だ。それが、地域と社会に利益をもたらす。ベトナムでは、仕事と収入を確保している障害者は非常に少なく、多くの人が相変わらずアルバイトを余儀なくされている」と指摘している。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  6. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  7. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  8. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  9. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  10. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る