ルネサスエレクトロニクスは、2013年3月期の通期業績見通しの売上高を下方修正した。
欧州経済の悪化や中国を始めとする新興国経済の減速に加え、尖閣諸島問題による中国での日本車の販売低迷で半導体の売上げが想定より大幅に落ち込む見通し。
このため売上高は前回予想より480億円マイナスの8200億円となる見込み。半導体売上高は前回予想より510億円マイナスの7600億円を見込む。
半導体売上高の減少で利益減も見込まれるものの、生産効率化やコスト削減の徹底で、営業利益、経常利益、当期純利益は前回予想を据え置いた。