【新聞ウォッチ】今年の漢字、一般応募は「金」、大学生は「乱」

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年12月13日付

●北ミサイル発射、政府、安保理決議目指す、緊急会合始まる(読売・1面)

●パナソニック、デジカメOEM売却へ市場縮小、重複整理へ(読売・10面)

●日産、HV大幅拡充、電気自動車普及遅れ、新規15車種投入(読売・11面)

●TPP日本に厳しい声、「急がないと参加困難」(読売・11面)

●トヨタカップ、広島アジア王者破る(読売・25面)

●NYイエローキャブ「日産独占ノー」業界団体、市など提訴(毎日・7面)

●今年の漢字は「金」日食、五輪、ノーベル賞(毎日・28面)

●富士重、HV来年投入、自動車各社エコ車戦略の軸(産経・11面)

●ホンダ、塗装工程4割カット、新技術で「中塗り」省略(産経・11面)

●日産・ルノー ロシア車最大手買収合意、現地生産能力170万台に(日経・11面)

●京王バス、甲府行き半額、27日まで、トンネル事故で乗客減(日経・39面)

ひとくちコメント

2012年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」に「金」の字が選ばれたという。日本漢字能力検定協会が全国から公募した中から選出したもので、金環日食のほか、山中伸弥さんのノーベル賞受賞や、ロンドンオリンピックでの日本選手のメダル獲得など、数多くの金字塔が打ち立てられたことなどが理由のようだ。

もっとも、発表の日に北朝鮮の金正恩体制が弾道ミサイルを発射したのは想定外。今年は25万8912通の応募があり、「金」は9156通を獲得。過去5年は「絆」「暑」「新」「変」「偽」だったが、「金」はシドニー五輪があった2000年以来、2回目という。ちなみに、2番目に多かった字は金環日食やオリンピックなどにちなんで「輪」で、3番目は尖閣諸島や竹島を巡る問題などにちなんで「島」だったという。

きょうの各紙は、京都の清水寺での森清範貫主が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に墨で書き上げたシーンの写真を掲載しているが、東京は、大学生が選ぶ「今年の漢字」も取り上げている。それによると、今年の漢字は「乱」だったという。「金」も3番目に多かったようだが、金(カネ)に縁がない学生らしい選択である。

そこで、今年の自動車業界を振り返ると、「金」では、EUを中心とする金融危機やエコカー補助金に一喜一憂。一方、「乱」では、尖閣問題による反日デモの影響で中国市場が大混乱したほか、新車ラッシュのなかでハイブリット車や低燃費の軽自動車、ディーゼルなどエコカーの乱立も目立った年でもあった。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る