12月14日、トヨタグループとして東北初のエンジン工場、トヨタ自動車東日本の宮城大和第3工場が稼働を開始した。新工場から小型HV車『アクア』を生産する岩手工場へエンジンを供給する。
トヨタでは中部、九州に続く国内第3の拠点と東北を位置づけており、新工場の完成でエンジンから車両生産まで一貫体制が構築された。
新工場の竣工・エンジンラインオフ式で、同社の白根社長は「今回のアクアエンジンの組立開始により、ユニットから車両生産まで一貫して東北で生産できる体制が構築出来た。コンパクト車づくりに磨きをかけ、東北復興に微力ながら貢献したい」と述べた。
また、トヨタ自動車の新美副社長は「トヨタとして東北初の念願のエンジン工場を竣工することができた。先ずはエンジンアッセンブリーから始め、部品の現地調達拡大を進め、東北全体の付加価値向上と、競争力あるモノづくりを実現していきたい」と語った。
宮城県村井知事は「東北6県としてトヨタ自動車東日本の生産活動を支えながら、一緒に発展し、東北復興に繋げて行きたい」と挨拶した。