東海ゴム、インドで建機向け高圧ゴムホースの合弁事業を開始

自動車 ビジネス 企業動向
東海ゴム・インド拠点網
東海ゴム・インド拠点網 全 2 枚 拡大写真

東海ゴム工業は、インドの大手ホースメーカー「IAI社」との間で、建設機械向け高圧ゴムホースの合弁事業を開始すると発表した。高圧ゴムホースの生産から組み立てまでを一貫してインドで行うのは、日系企業では初。

経済成長が続くインドでは、道路や港湾、電力などのインフラ整備が急速に進んでおり、土木・建設工事に必要な建設機械の需要が増大している。日系建機メーカーは、市場拡大をにらんでインドでの生産体制を増強させており、部材の現地供給の要請を強めている。同社は、こうしたニーズに対応するため、油圧ショベルなど建機向け高圧ゴムホースについて、現地メーカーとの合弁事業を開始する。

合弁事業を行う会社は、同社が2011年9月に設立した合弁準備会社に2013年2月までに追加出資するとともに、IAI社が資本参加する。合弁会社は、インド北西部の首都デリー近郊にあるニムラナ工業団地(ラジャスタン州)にホース生産工場を新設するほか、南部のバンガロール(カルナタカ州)と北東部のカラグプール(西ベンガル州)に製品の組み立て拠点を設置。これにより、インド全土に点在する建機メーカー生産拠点への迅速な製品供給を可能にするほか、組み立て工程を含めた現地一貫生産体制を構築することで、迅速で安定した製品供給など顧客満足度向上につなげる狙い。

今回の合弁により、同社の産業用ホース事業の海外拠点は、2004年設立の中国、2013年稼働開始予定のロシアに続く3か所目となる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る