BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは12月13日、『ワーズオートワールド』誌が主催する「10ベストエンジン2013」を、BMWの2エンジンが受賞したと発表した。
10ベストエンジンは1995年から開催されているもの。自動車のエンジン性能に着目して優秀な10台を選ぶ賞だ。エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者6名が10機種のエンジンを決定する。
選考条件は、2013年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は5万5000ドル(約460万円)以下。フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』やシボレー『コルベットZR1』などのスーパーカーは、選考の対象から外れた。
BMWから今回の10ベストエンジンには、2つのガソリンエンジンが選出。N20型2.0リットル直列4列4気筒ターボと、N55型3.0リットル直列6気筒ターボだ。N20型は、『Z3』や『5シリーズ』、『3シリーズ』、『X3』などに幅広く搭載。N55型は、『X1』から『7シリーズ』まで、さらに幅広い車種をカバーしている。
規定上、同誌のテストを経て受賞となったのが、N20型が3シリーズの「328i」グレード、N55型が『1シリーズクーペ』の「135is」グレード。同誌は10ベストエンジンに選出の理由として、「328iは太い低速域トルクと優れた燃費、135isは最大出力320psを引き出す6気筒ターボの高いエンターテインメント性」を挙げている。