懐かしのミャンマーを行く(26) 輝いている子供達

エマージング・マーケット 東南アジア
懐かしのミャンマーを行く (26) ミャンマー ビンダヤ 輝いている子供達
懐かしのミャンマーを行く (26) ミャンマー ビンダヤ 輝いている子供達 全 5 枚 拡大写真

(3)焼き物と子供達

【画像全5枚】

もう一つの村では焼き物などを作っているということで訪ねてみた。ところが既に村では殆ど作られておらず、完全に空振り。7年の間に大きな変化が見られた。TAMが一軒の家に入り込む。情報収集か。

中では子供達が数人遊んでいたが、突然の来訪者に少し驚き、また興味津々の様子。この子供たち、年齢もバラバラで、年長者を中心に遊んでいる。私が子供の頃まで日本でも見られた風景、かなり懐かしい。

一番の年長者、14歳の女の子が促されて轆轤を回し始めた。小さい頃、習ったらしい。家の中には今でも焼き物を作る道具はあり、頼まれれば作るようだ。みんな興味を持ってその動作を眺める。そして出来た物をみて、大声で笑う。何とも子供らしい、と言える。この村の男たちも出稼ぎに行っているようだ。お父さんがいない、でも仲間はいる、うーん。

表に出てみんなで記念写真を撮る。子供達はとてもいい表情をしている。少しはにかみながらも、目が輝いている。今回の旅のベストショットかもしれない。この村を後にするのは少し残念な気がした。

街に戻り、お寺へ行く。今回ヤンゴンでは全く行かなかったので久しぶり。ところがそこに住まう少年僧達の掃除を見て、何だか少しがっかり。目の輝きはなく、一生懸命さもなかった。田舎が少しずつ街になり、街が少しずつ都市になる。そして少しずつ残念な状況が起こる。これは仕方がないことか。

懐かしのミャンマーを行く (26) ミャンマー ビンダヤ 輝いている子供達

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 伝説のフェラーリ『F40』に着想、最新ワンオフ『SC40』発表…830馬力の電動スーパーカー
  6. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  7. 米トヨタ、新世代オーディオマルチメディアシステム発表…『RAV4』新型から搭載へ
  8. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  9. スズキ『ジムニーノマド』受注再開へ、2026年1月30日から
  10. 動くものも動かないものもカーボンニュートラルに、「家産家消」を実現するニチコンの「トライブリッド製品」とは…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る