【鉄視点】消滅車両の”遺影”が並ぶまさかのピクトグラム…東京駅

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京葉線ホームへと続く地下通路で見つけた“遺影案内”
京葉線ホームへと続く地下通路で見つけた“遺影案内” 全 12 枚 拡大写真

行楽・帰省客で混み合う東京駅。地下連絡通路の案内板に、東京駅から消滅した車両のピクトグラムが並ぶ看板がある。横須賀線113系、中央線201系、京浜東北線103系、山手線205系、東海道線211系、九州方面ブルートレインEF66形、東海道・山陽新幹線0系といった具合だ。

これら通勤型車両・電気機関車・新幹線車両はどれも、東京駅では見られなくなった形式ばかりだ。

さらにこの看板の裏側にも、“かつての車両”が映っている。山手線・東海道線E231系や横須賀線E217系などはいまも現役で活躍しているが、京浜東北線209系や成田エクスプレス用253系は、東京駅を発着する列車の運用からはすでに撤退。かつて都心を駆け抜けた209系は八高線などのローカル線に転用され、空港連絡特急の使命をまっとうした253系は、新宿と日光を結ぶJR・東武直通特急や長野電鉄などに活躍の場を移した。

表側に視線を戻し、並び順に意識して見てみると、当時ののりば位置に従って忠実に描かれているのがわかる。丸の内側から、地下ホームの横須賀線、地上の中央線・京浜東北線・山手線・東海道線・九州方面ブルートレイン・東海道新幹線と並んでいて、このピクトグラムの車両たちが活躍した当時を想起させる。いっぽう、裏面はよりリアルな描写になったが、並び順は実際とは違っていた。

東京駅の新幹線のりばへの案内は、いまも0系をイメージしたピクトグラムが使用されているが、青森駅周辺での東北新幹線の案内には新型車両E5系のピクトグラムが描かれていたりする。新幹線のピクトグラムに関しては地方のほうが敏感かもしれない。

《レスポンス編集部》

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