韓国キア、初の外国人社長を任命…デザイントップが昇格

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韓国キアモーターズ初の外国人社長に任命されたペーター・シュライヤー氏
韓国キアモーターズ初の外国人社長に任命されたペーター・シュライヤー氏 全 1 枚 拡大写真

韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズは12月28日、ペーター・シュライヤー氏を新社長に任命すると発表した。同社の社長としては初めて、韓国人以外が起用される。

ペーター・シュライヤー氏は、ドイツ出身で現在59歳。キアモーターズのデザイン部門を統括する立場にある。同氏は1994-2002年、アウディのチーフデザイナー、2002-2005年にフォルクスワーゲンのチーフデザイナーを担当。アウディ時代には『TT』、フォルクスワーゲン在籍中には、『パサート』などを手がけた。

2005年からは、フォルクスワーゲングループのアドバンスト・デザインを統括するポジションに昇格。そして2006年、キアモーターズにヘッドハンティングされて、現在に至る。

最近のキア車に共通する「タイガーノーズ」は、ペーター・シュライヤー氏の発想。同氏はSUVの『スポーテージ』、小型車の『シード』、ミドルセダンの『オプティマ』など、グローバル市場におけるヒット作を、次々とデザインした。

今回その功績が認められ、キアモーターズはペーター・シュライヤー氏を、同社初の外国人社長として任命。同氏は、「今後もキアモーターズを、韓国で最もデザインを重視した自動車メーカーであるために、挑戦を続けていく」とコメントしている。

《森脇稔》

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