日産自動車の米国法人、北米日産は1月3日、2012年の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は114万1656台。前年比は9.5%増だった。
日産ブランドは、前年比8.2%増の102万1779台と、初の100万台超え。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が30万2934台を販売し、初めて30万台を超えた。前年比は12.6%増と、新型発売の効果で2桁増を達成する。『ヴァーサ』も13.6%増の11万3327台と好調。『マキシマ』は、1%増の5万9349台だ。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』が14万2349台を売り上げ、前年比は14.3%増。新型に切り替わったSUVの『パスファインダー』は、前年比64.3%増の4万2621台と高い人気を集める。
インフィニティブランドは、前年比21.8%増の11万9877台を販売。主力の『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)は、前年比7%増の4万6828台。5月に発売した新型クロスオーバーの『JX』は2万1674台を売り上げた。
なお、日産自動車の2012年12月単月の米国新車販売は、9万6663台。前年同月比は1.6%減と、2か月ぶりのマイナスだ。
北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「アルティマ、ローグ、ヴァーサの好調により、日産ブランドは2012年の販売新記録を打ち立てた」とコメントしている。